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8. 初訪問(その一)


東京でも計画停電の実施が囁かれるなか、震災前に約束した日時に初めてヒポミさん宅を訪れました。

……と書きはじめたはいいものの、さっそく迷うのが、
ヒポミさんの正体をどこまで明かしてよいものなのか。
何しろ、名字のない公人ですから。(1. 2.参照)

ヒポミさんとは、その日までメールだけのやりとりでした。
電話で声も聞いていないので、性別の確信も持てないままです。
ヒポミさんのサイトからいくら類推しようと、ネット情報に真実が記してあるとは限りません。
カバとの日々をこうして私が綴るなかにも、多分にフィクションが混じっていますしね。
(それがもっぱら、記憶力の不備のせいとはいえ  


思えば、記事を目にしたあの日の検索の結果、「ヒポミのかばコレクション」に辿りついたのでした。

〈今日のカバ〉ではカバがデイリーにアップされ、カレンダーを埋めていました。
それが2001年から続いているとなれば、やはりコレクションは三桁どころじゃなさそう。
その日のカバの来歴には、「運び屋」「情報屋」なるワードが並んでいます。
どうやら、カバを愛する者のコミュニティ=カバ界では、頻繁に情報交換がなされている模様です。

〈ギャラリー〉ではカバがカテゴリー別に分けられています。「切手」「コイン」などのコレクターズ・アイテムはもちろん、「絵画」や「クリスタル」(バカラやスワロフスキー)など、何やら高そうなものもチラホラ。同じカバでも姿かたちがまるで違うので、壮観です。

hipomi.gif
 



後日談〕ちなみに、このサイトを見ているとカバが世界中に溢れているような気になりますが、あの日から今日まで、カバに気をつけているつもりの私のカバ遭遇率は、ごくわずか。世には動物アイテムがゴロゴロしているのに、「なぜカバだけいない?!」と舌打ちしたことも、10回や20回では収まりません。だのに、これだけの数のカバを集めるのですから、ヒポミさんとかばネットワーク、恐るべし。



そして初体面のこの日  
ひねくれ者で構成される出版界ではついぞお目にかかれない、美しい笑顔で迎えてくれました。
そう、ヒポミさんは、ステキな女性でありました!

性別だけで長らく引っ張ってしまいましたが、それほどコレクターへの先入観が強かった次第です。

ところが問題は、性別ではありませんでした。

お宅におじゃまして、目が点になるのです。

 「あまりのカバの多さに驚いたのだろう」

そう思ったあなた、想像力が不足しています。
ヒポミさん宅では、きっと私と同じ目に遭う(?)ことでしょう。

何に驚いたのか。つづきは次回!


形状記憶の輪ゴム.jpg


形状記憶の輪ゴム「アニマルラバーバンド」

このギフトボックスには6種類の動物が入ってます。
でも今の私、カバ以外は眼中にありません。
「好きなの取っていいよ〜」と箱ごと編集部内に回すと、
なんと、いちばんの若者がカバを選ぶではありませんか。
「あンたもエラくなったもんね……(怒)カバには100年早い!」
キリンと交換させたのは言うまでもありません。


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